2026年10月20日を基準日に、5年に一度の「社会生活基本調査」が行われます。
総務省統計局によると、全国から無作為に選ばれた約9万5千世帯、10歳以上の約19万4千人が対象です。
調査では、10月17日から25日の指定された2日間について、1日の生活時間をどのように使ったかを記録します。
仕事、家事、睡眠、学び、移動、自由時間。
普段は「忙しい」とひとまとめにしている時間を、細かく分けて見る調査です。
お金には家計簿をつけても、時間には家計簿をつけない人は少なくありません。
でも、未来配分で考えるなら、24時間も一つの家計です。
今回は、社会生活基本調査をきっかけに、自分の時間の使い方を見直してみます。
- 社会生活基本調査は「1日の時間の使い方」を調べる
- 前回2021年調査では、家事関連時間は1日平均2時間10分
- 「時間がない」ではなく「どこに使っているか」を見る
- まず2日間だけ「時間の家計簿」をつける
- 「長い時間」より「繰り返している時間」を見る
- 家事は「自分でやる・やらない」の二択ではない
- 家事を外に出すなら「何時間戻るか」で考える
- 食事の時間は「食べる時間」だけではない
- 仕事時間は「勤務時間」だけではない
- 自由時間があっても、体力が残っていないことがある
- 時間を減らす前に「残したい時間」を決める
- 「余った時間」を自由時間にしない
- 2日間記録したら、4つに分ける
- 時間の配分を見直す5つの問い
- まとめ|24時間も「家計」として見る
- あわせて読みたい
- 参考資料
社会生活基本調査は「1日の時間の使い方」を調べる
令和8年社会生活基本調査では、個人や世帯の状況に加え、自由時間の活動や生活時間の配分を調べます。
生活時間については、指定された2日間の行動を記録します。
何時に起きたか。
仕事を何時間したか。
家事にどれくらい使ったか。
移動、食事、睡眠、学習、趣味にどれくらい時間を使ったか。
時間を数字にすると、「忙しい」という感覚の中身が見えてきます。
前回2021年調査では、家事関連時間は1日平均2時間10分
前回の2021年社会生活基本調査では、10歳以上の人の家事関連時間は、週全体平均で1日2時間10分でした。
男女別では、男性が51分、女性が3時間24分です。
さらに詳細行動分類では、家事時間の内訳で男女とも「食事の管理」の割合が最も大きくなっていました。
男性では家事時間の32.6%、女性では46.2%です。
これは2021年時点の結果であり、2026年の結果ではありません。
今回の調査によって、5年間で生活時間がどう変わったかが改めて見えてくることになります。
「時間がない」ではなく「どこに使っているか」を見る
時間の問題は、「もっと時間がほしい」と考えがちです。
でも、1日は24時間から増えません。
だからこそ、最初に見るのは時間の量ではなく、配分です。
- 仕事
- 通勤
- 家事
- 睡眠
- 食事
- 学び
- 家族との時間
- 休息
- 趣味
どこかを増やすなら、どこかを減らす必要があります。
時間は、足すより先に配分を見る。
これはお金と同じです。
まず2日間だけ「時間の家計簿」をつける
社会生活基本調査と同じように、自分でも2日間だけ記録してみる方法があります。
15分単位まで細かくしなくても構いません。
30分単位でも十分です。
たとえば、
- 睡眠:7時間
- 仕事:8時間
- 通勤:1時間30分
- 家事:2時間
- 食事:1時間
- スマートフォン・動画:2時間
- 自由時間:1時間30分
- その他:1時間
のように書き出します。
数字にすると、感覚と違う部分が見えてきます。
「長い時間」より「繰り返している時間」を見る
時間を見直すとき、大きな予定だけを見ると改善しにくくなります。
むしろ、毎日繰り返している小さな時間を見ます。
- 朝の支度に20分余計にかかる
- 探し物に毎日10分使う
- 買い物に往復40分かかる
- 夕食準備と片づけに毎日1時間以上使う
- 何となくスマートフォンを見る時間が積み上がる
1回は小さくても、毎日続けば大きな時間になります。
時間の配分は、一度の大きな予定より、繰り返しで見る。
家事は「自分でやる・やらない」の二択ではない
前回調査では、家事関連時間は生活時間の中でも大きな割合を占めていました。
家事を減らすと聞くと、「手を抜く」「全部外注する」と考えがちです。
でも、実際にはその間があります。
- 頻度を減らす
- まとめて行う
- 家電に任せる
- 家族で分ける
- サービスへ一部だけ出す
全部を変える必要はありません。
一番負担が大きいところだけ外に出す方法もあります。
家事を外に出すなら「何時間戻るか」で考える
家事代行などのサービスを使うとき、金額だけを見ると「高い」と感じることがあります。
そこで、お金と時間を一緒に見ます。
たとえば、掃除や片づけに毎週3時間使っているなら、その一部を外に出すことで何時間戻るか。
戻った時間を、
- 休息
- 家族との時間
- 仕事
- 学び
- 運動
のどこへ回すか。
外注費ではなく、戻る時間まで含めて判断する。
これが未来配分の考え方です。
【広告】
掃除や片づけなど、繰り返す家事の一部を外に出して時間を戻したい場合は、比較先の一つとして家事代行サービスCaSyがあります。対応エリアや料金、サービス内容は利用前に公式ページで最新情報をご確認ください。
食事の時間は「食べる時間」だけではない
前回調査の詳細分類では、家事時間の中で「食事の管理」が男女とも最も大きな割合を占めていました。
食事に使う時間は、料理だけではありません。
- 献立を考える
- 買い物をする
- 食材を整理する
- 調理する
- 片づける
まで含めて一つの流れです。
料理時間だけを短くしても、買い物や献立に時間がかかれば、全体はあまり変わりません。
時間を見直すなら、作業単体ではなく一連の流れで見ます。
【広告】
献立を考える・買い物へ行く・食材を準備するといった時間を減らしたい場合は、ミールキットを使って食事づくりの一部を外に出す方法もあります。比較先の一つとして、働くあなたに簡単レシピでバランスごはんをお届け♪食材宅配のヨシケイがあります。
仕事時間は「勤務時間」だけではない
仕事も同じです。
勤務時間だけを見ると、実際の負担を見落とすことがあります。
- 通勤
- 準備
- 仕事後の連絡
- 翌日のための整理
- 疲労から回復する時間
まで含めると、仕事に使っている時間は長くなります。
だから、働き方を見直すときは、給与と勤務時間だけでなく、仕事によって拘束される総時間を見ます。
自由時間があっても、体力が残っていないことがある
時間の家計簿をつけると、「自由時間はある」と気づくことがあります。
でも、仕事や家事のあとで疲れていれば、その時間を思うようには使えません。
そこで、時間と一緒に体力も見ます。
同じ1時間でも、
- 朝の1時間
- 仕事後の1時間
- 休日の1時間
では、使える質が違います。
時間だけでなく、使える状態かどうか。
ここまで含めて配分します。
時間を減らす前に「残したい時間」を決める
時間管理では、無駄を減らすことに目が向きます。
でも、何を減らすかより先に、何を残したいかを決めた方が整理しやすくなります。
たとえば、
- 睡眠は7時間確保する
- 週に2回は運動する
- 家族との夕食時間を残す
- 週に3時間は学ぶ
- 何もしない時間を作る
残したい時間を先に決める。
その残りに仕事や家事を配分します。
「余った時間」を自由時間にしない
仕事や家事を全部終えて、余った時間を自由時間にする。
この順番だと、自由時間はなかなか増えません。
仕事も家事も、やろうと思えば増やせるからです。
そこで、
自由時間も予定として先に取る。
休息、学び、趣味、家族との時間を、余りものにしない。
これは時間の配分を変える大きなポイントです。
2日間記録したら、4つに分ける
時間の家計簿をつけたら、すべてを4つに分けます。
1.残す
自分にとって必要で、価値が高い時間です。
2.減らす
必要ではあるものの、頻度や長さを小さくできる時間です。
3.まとめる
買い物、連絡、片づけなど、まとめた方が効率のよい時間です。
4.外に出す
自分でやる必要がない家事や作業です。
お金の家計簿と同じように、時間も分類すると見直しやすくなります。
時間の配分を見直す5つの問い
- 毎日、何に一番時間を使っているか。
- 繰り返している小さな負担は何か。
- 自分でやらなくてもよいことは何か。
- 何の時間を先に残したいか。
- 時間だけでなく、体力も残っているか。
時間を完璧に管理する必要はありません。
一つだけ減らし、一つだけ残す。
それでも配分は変わります。
まとめ|24時間も「家計」として見る
2026年10月20日を基準日に、5年に一度の社会生活基本調査が行われます。
この調査では、約19万4千人を対象に、1日の生活時間の使い方まで調べます。
お金には限りがあります。
時間にも限りがあります。
だから、時間も家計と同じように、
何に使っているか。
何を減らすか。
何を先に残すか。
を考えます。
忙しいと感じたときに、予定を増やす前に2日間だけ時間を記録してみる。
それだけでも、自分の24時間の配分が見えてきます。
あわせて読みたい
- 迷ったときに使う「時間×お金×体力」の配分表
- 時短サービスは贅沢か?「時間を買う」という自己投資
- 住環境を整える支出は、どこまで自己投資になる?
- 仕事を増やす前に何をやめる?定例・会議・惰性の作業を減らす4分類

