2026年10月2日、総務省統計局が東京都区部の9月分消費者物価指数(中旬速報値)を公表しました。
総合指数は前年同月比2.7%上昇。
旅行に関係する項目を見ると、宿泊料は4.6%、JRの普通運賃は9.1%上昇しています。
これは東京都区部の速報値であり、全国の旅行価格をそのまま示す数字ではありません。
ただ、旅行を計画するときに「以前と同じ予算では収まりにくい」と感じる場面が増えていることを考える材料にはなります。
そこで考えたいのは、旅行をやめるか、予定どおり行くかの二択ではありません。
移動・宿泊・現地での体験に、どう配分するか。
旅費が上がるときほど、旅行全体ではなく、中身を分けて考えます。
東京都区部の9月CPIは前年比2.7%上昇
総務省統計局によると、2026年9月の東京都区部の消費者物価指数は、総合で前年同月比2.7%上昇しました。
生鮮食品を除く総合も2.7%、生鮮食品とエネルギーを除く総合は3.0%上昇しています。
旅行に関係する項目では、
- 宿泊料:前年同月比4.6%上昇
- JR普通運賃:前年同月比9.1%上昇
となっています。
ここで注意したいのは、これが東京都区部の価格動向だという点です。
全国のすべての旅行先、すべての宿泊施設や交通手段が同じだけ上がっているわけではありません。
それでも、旅行費を「前回と同じ感覚」で組むと、予算とのずれが出やすくなっていることは確認しておきたいところです。
旅費が上がると、最初に「旅行回数を減らす」と考えやすい
旅行にかかる費用が上がると、まず回数を減らすことを考えがちです。
年2回を1回にする。
遠出を近場に変える。
旅行そのものを翌年へ回す。
もちろん、それも一つの方法です。
ただ、旅行の価値が自分にとって大きいなら、回数を減らす前に中身を分けてみます。
旅行費は「移動・宿泊・現地体験」に分ける
旅行費を一つの金額として見ると、どこを調整できるのか分かりにくくなります。
そこで、大きく3つに分けます。
移動
新幹線、飛行機、レンタカー、現地交通などです。
宿泊
ホテル、旅館、連泊数、部屋の条件などです。
現地体験
食事、観光、入場料、体験プログラム、買い物などです。
3つを分けると、旅行全体をやめなくても調整できる部分が見えてきます。
削る場所は「価格が高いところ」ではなく「満足度が低いところ」
旅行費を減らすとき、金額の大きい項目から削るとは限りません。
大切なのは、自分にとって何が旅行の中心なのかです。
たとえば、
- 宿そのものを楽しみたいなら、宿泊費は残す
- 食事が目的なら、現地の食費は残す
- 景色や散策が目的なら、宿は簡素でもよい
- 移動時間を減らしたいなら、交通費を優先する
という考え方ができます。
高いものを削るのではなく、満足度への影響が小さいところを削る。
この方が、旅の価値を残しやすくなります。
宿泊料が上がるなら「泊まらない」以外の調整もある
宿泊料が上がっているとき、すぐに日帰りへ変える必要はありません。
たとえば、
- 繁忙日を外す
- 連泊を1泊減らす
- 部屋のグレードを一段下げる
- 食事付きから素泊まりへ変える
- 目的地から少し離れた場所に泊まる
など、宿泊体験そのものをゼロにしない調整があります。
旅行で大切なのが「その土地で朝を迎えること」なら、宿泊は残した方がいいこともあります。
交通費が上がるなら「移動時間」と一緒に見る
交通費は、安さだけで比べると判断を誤ることがあります。
数千円安くても、乗り換えや待ち時間が増えれば、現地で使える時間は減ります。
反対に、少し高くても移動が短くなれば、その分を現地体験へ回せます。
交通費を見るときは、
- 金額
- 移動時間
- 疲労
- 現地滞在時間
を一緒に見ます。
安い移動が、必ずしも旅行全体を得にするわけではありません。
旅行比較は「総額」より先に条件をそろえる
旅行サイトで価格を比べるときも、最安値だけを見ると条件がばらばらになります。
比較するときは、
- 同じ日程
- 同じ人数
- 同じ程度の宿泊条件
- 荷物や座席など追加費用を含むか
- キャンセル条件
をそろえます。
そのうえで、移動と宿泊にかかる金額を抑えられれば、現地で使う予算を残しやすくなります。
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遠出を選ぶ場合は、航空券・ホテル・レンタカーをまとめて比較し、移動と宿泊の総額を確認してから現地体験の予算を決める方法もあります。比較先の一つとして、国内旅行サイト【Jcation】があります。
「安く行く」より「何を残すか」を先に決める
旅行費が上がると、節約方法を探すことから始めがちです。
でも、先に決めたいのは、何を残したいかです。
たとえば、
- 宿でゆっくりする時間
- 現地の食事
- 家族と過ごす時間
- 初めての体験
- 移動の負担を減らすこと
のうち、何を優先するのか。
ここが決まれば、削ってよい部分も見えてきます。
旅行の価値は「使った金額」ではなく「残ったもの」で見る
高い旅行が良い旅行とは限りません。
安い旅行が得とも限りません。
旅行のあとに、
- よく休めた
- 記憶に残った
- 家族との時間が増えた
- 新しい場所を知った
- 次の行動につながった
ものがあるなら、それは旅の価値です。
以前の記事でも触れたように、旅行は距離や知名度ではなく、体験の密度で見ることができます。
旅費が上がる時期ほど、この考え方が役立ちます。
秋の旅行前に確認したい5つの問い
- 今回の旅行で、一番残したい体験は何か。
- 移動・宿泊・現地体験のどこに一番お金を使いたいか。
- 削っても満足度が大きく下がらない部分はどこか。
- 安さと引き換えに、時間や体力を使いすぎていないか。
- 旅行回数を減らす前に、中身を組み替えられないか。
すべてを安くする必要はありません。
一つ残し、一つ軽くする。
それだけでも旅行全体の予算は変わります。
まとめ|旅費が上がるときこそ、旅行全体ではなく中身を配分する
2026年9月の東京都区部CPI速報では、総合が前年同月比2.7%上昇しました。
旅行に関係する項目では、宿泊料が4.6%、JR普通運賃が9.1%上昇しています。
これは東京都区部の速報値であり、全国すべての旅行価格を示すものではありません。
それでも、旅行費が上がる中で考えたいことはあります。
旅行をやめるかどうかではなく、何にお金を残すか。
移動を軽くする。
宿泊を調整する。
現地体験を残す。
あるいは、その逆でも構いません。
旅行全体を削る前に、中身を配分し直す。
それが、物価上昇の中でも経験を残す一つの方法です。
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